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40.プラス0.1%、マイナス0.1%

 水泳のことは良くわからない。良くわからないが、子供は新年の頃には全国で20位前後であったのが、春の全国大会での直接対決では 40 位台に後退した。自己ベストを出したにもかかわらずである。みんな頑張っている。

 そういえば、以前はスイミングから帰ってきても、家で柔軟や筋トレをして鍛えていたが、最近はゲームをしたり遊んだり。そこで、たとえ話を思いつく。

 

 スイミングで毎日 6000 メートルとか泳いでいる。しかし、他の子たちもそれぞれのスイミングチームで泳いでいる。同じように練習していると同じようにタイムは伸びるだろう。タイムは伸びるが他の子も伸びるので、他の子との比較という観点からは、ある意味現状維持だ。そこで、これを

 

    1

 

としておく。家でゲームなどせず、すぐに遊びに出かけず、少しでも柔軟をして体を柔らかくし、関節の可動域を広げる。その効果はわからないが、やらなかった場合より0.1%だけでも効果があるとしよう。1 日で、

 

    1.001

 

倍の自分ができる。これを継続すると、1 年で

 

    1.001×1.001×・・・×1.001

 

と、1.001 を 365 回掛ける。そうすると、

 

    1.001365 = 1.44025・・・

 

と、みんながタイムを上げるより、1.44 倍も強くなった自分がいる。

 

 朝練で 6000 m 泳いで、昼間、体の疲れをとらず、遊ぶ。あるいは、凝り固まってゲームをして筋肉を硬くする。柔軟の反対だ。その効果は、少しだけマイナスだ。休息を取らなかったり、同じ姿勢でゲームをして体を凝り固めたりして、折角の現状維持から0.1%だけ悪くなったとする。午後の通常練習に参加しても、だ。0.999 倍の自分。これを1 年続けると

 

    0.999365 = 0.6940・・・

 

0.7 倍に弱くなった自分がいる。

 

 1 日 0.1 %でも普段より何かをし、1 年継続すると強くなる自分がいる。

 

 自戒を込めた計算だ。今日から何か始めよう。

 

 ところで、最初は 1 %アップのつもりで計算したが、そうすると

 

    1.01365 = 37.783・・・

 

と、38 倍にもなる。たとえ話としては大きすぎだが、借金の利息と考えると怖い。ついでに 1 %サボると

 

    0.99365 = 0.02551・・・

 

わずか 40 分の 1 になった自分がいる。

 

 ついでに、今はこんな冪の計算は、ちょっといい電卓で計算できる。昔はどうしていたかというと、28 回目に書いた対数だ。

 

    y=1.001365

 

として、両辺対数をとる。底は何でもよいが 10 をとって、常用対数と呼ばれるものを使っておこう。

 

    log 10 y = log 10 1.001365

            = 365 × log 10 1.001

 

対数表を調べて、少し計算して log 10 1.001を求める。そうして

 

    log 10 1.001 = 0.000434077・・・

 

を得る。よって、

 

 

    log 10 y = 365 × 0.000434077

       = 0.158438・・・

 

こうして、

 

    y = 100.158438・・・

     = 1.44025・・・

 

と計算される。電卓にも機能が沢山ついているので、もうこんなことはしないで済んでいる。